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坂爪 圭吾

「世界は未来を待っている」

プロフィール

1985年新潟生まれの不死鳥。

ibaya≪いばや≫共同代表として数々のプロジェクトを実行中。

 

環日本海1000人組アイドルユニット(仮)

 世界記録樹立に向けて無差別に、

 性別も年齢も問わずメンバーを募集中。

 

neco(new communication)

 新しいコミュニケーションの提案

 

新潟サミット

 「新潟を知る!新潟を変える!」

 活動団体のコラボレーションサミット。

 

good morning babies

 誰もが童心に戻って楽しめる空間と、

 アトラクティブでエキサイティングな瞬間の創出を目指す。

 

東京えちごまつり

 「東京から新潟の魅力(ひと・もの・こと)を発信する」

 というコンセプトで活動中。

 

odu(one day university)

 普段は先生をやらない一般の方が、

 当日限りの講師役を務めて様々なスタイルでの公開授業を行う、

 なんでもありの寺子屋エンターテイメントです。

坂爪さんのFacebook、Twitter、ブログは以下アイコンより

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自分が呼吸できる場所は自分で作るしかない

坂爪さんは高校卒業後に進学のため上京して音楽活動に励みます。

 

その中で「自分で何かを作る」ことの面白さを感じ、

同じくオリジナリティが求められる起業にも興味を持ったそうです。

 

会社員になって何年もかけて下積みなんて考えられなかったんです。

そんなのはナンセンス!すぐにでも会社を作りたかった。

 

だから普通に就職せず、

大学の先輩から紹介されたコンサルティング会社で

インターンとして働き始めました。

 

でも使えない奴でした。

仕事ができない自分が嫌になり、どんどん萎縮していきました。

 

そんなある時、仕事ができる自分の上司を見て、

「これが自分の未来だったら?」と自問してみたら、

こんなのは嫌だと思ったんです。

 

人が決めたことをただやるのが嫌だった。

そうなった瞬間、誰かの手先になるということだから。

 

だから会社を辞めることにしました。

 

起業したいという当初の思いは薄れ、

それからしばらくは様々なアルバイトを転々とする生活に。

 

つらい思い出のように聞こえますが、

坂爪さんはこの経験から学んだことがあったそうです。

 

自分は発想していないと死ぬんです。

 

今の世の中は呼吸しづらくて生きづらい。

自分が呼吸できる場所は自分で作るしかありません。

 

起業を志すまでは、

既存のものに即して生きていかないとダメと思っていたけど、

自分で作ってもいいんだという選択肢を見つけることができました。

 

豊富なアイデアを生み出している今の坂爪さんからは想像できないですが、

この出来事をきっかけとして、

「欲しい未来は自分でつくる」という選択肢が加わったことになります。

 

しかし、この後坂爪さんの身に魔の手が忍び寄ります。

半年の寝たきり生活で見つけた食べる喜び

4年ほど前、椎間板ヘルニアや総合失調症が併発し、

半年間寝たきりの生活を余儀なくされました。

 

体も心もボロボロの状態。

そこから人生の流れを変えるきっかけを与えてくれたのが食事でした。

 

ご飯を食べてる時は痛みを忘れることができた。

その時はジャムパンが好きで毎日食べていました。

 

 

そしたら半年間で20キロも太ってしまった。

 

ヘルニアは治ったのですが、あまりに太ってしまったので、

「このままでは街を歩けない・・・」

と思い、ダイエットを始めることにしました。

 

カロリーを意識して見てみると、

なんとジャムは太るからダイエットに向かないことが判明!(愕然)

 

 

そこで代わりはないかと調べていたら豆腐ベーグルを見つけました。

カロリーが低いしおなかにもたまる。これはいい!

 

時間もたくさんあったので自分作ってみたらとても楽しかったんです。

もしかしたらこの楽しさは共有できるかもしれない。

 

そう思って実際に友人集めて作ってみたところ、

思った通り楽しかった。

 

そしたらある友人から、「次はいつやるの」と言われました。

 

(やばい、予想外!何も考えてない!)

 

でも嬉しかったので何も決まってなかったにもかかわらず、

「次考えて連絡するよ」

と言って続くことになりました。

 

友人からの何気ない一言がきっかけとなって料理をするようになり、

そこで感じた楽しさを再現するために、

good morning babiesというコミュニティ結成へとつながっていきます。

 

この半年間の寝たきり生活は相当苦しかったとのことですが、

「ここが人生のターニングポイントでしたか?」という質問に対しては、

「人生のあらゆる時にターニングポイントがあった」という答え。

 

決して特別視する出来事ではなかったと言います。

 

それでも、

「この時自分は1回死んだから、今の痛みや苦しみは大したことなく思える」

との話から、決して小さくない影響を与えているのだと感じました。

新潟サミットの様子

童心が目覚める good morning babies

料理を繰り返すうちに、料理中は会話が弾むことに気づきました。

料理はコミュニケーションツールだって。

 

そこで、みんなで集まって料理する活動を

good morning babiesと名付けました。

「童心(babies)が目覚める(good morning)」という意味です。

 

料理をしてると気持ちが解放されるんですよね。

料理を通じて童心が目覚める環境を作りたくて始めました。

 

「童心が目覚める」とは聞き慣れない表現ですが、坂爪さん曰く、

「騒ぐということではなく、懐かしい感覚を取り戻すこと」。

 

子どもの頃に使っていた感覚を呼び戻し、

今の自分を覆う殻を破ってほしいという思いが込められています。

 

「童心が目覚める」というテーマから外れないよう、

今では料理の他にも、書道や絵など、

感性を刺激するイベントも開催しているそうです。

 

こうして活動の幅が大きく広がり、

それに伴ってたくさんの人と出会っていくことになります。

good morning babiesの様子

お客様満足なんて要らない

順調に活動を続けているgood morning babiesですが、

その活動状況に反して、坂爪さんは少しずつ興味を失っていったそうです。

 

それは、good morning babiesの活動に限界を感じたからでした。

 

good morning babiesを続けていたのは、

来てくれる人に童心に帰ってほしいからだ、

と思ってたけど違いました。

 

自分で自分自身を解放したかったんだと気づいたんです。

そして、自分が解放されれば他の人も解放されるだろうとも。

 

この時優先順位が変わりました、

他人>自分ではなく、他人<自分という関係に。

 

今まではみんなが楽しんでくれればいいと思ったけど、

順番が逆で、まず自分が楽しまないとダメなんだと。

 

だから自分が楽しめるよう、とにかくやばいことをやろう!

自分のハートがやばいと思うことやろう!

 

みんなが楽しく思うかどうかは謎だけど、

それは何とかなると思いました。

 

他人中心から自分中心に。

 

何かを決断する時の軸を自分の中に戻したわけですが、

その決断を他人に委ねることの危険性を、

坂爪さんはこう語っています。

 

自分より先にお客さんを楽しませようとしたら、

それはお客さんに依存することになってしまいます。

 

いつの間にか考えがお客さん寄りになって、

「これをやったらお客さんが喜んでくれるだろう」

という考えになり、

いつしか自分が何をやりかったのかわからなくなってしまう。

 

だから、まず自分のやりたいことを中心に置いて自分が楽しむこと。

そうしなければお客さんも楽しめません。

 

自分が楽しんでいれば、いくらかは周りにも伝わります。

 

自分の本当にやりたいことをやる!という思いの元、

good morning babiesのカウンターとして「いばや」が誕生し、

最初に挙げた1000人組アイドルやneco、odu(one day university)

といった活動につながっていきます。

未来は右脳にある

今までにない様々な企画を次々に実行している坂爪さんですが、

一体どんな未来を見ているのか聞いてみました。

 

左脳だけに訴えても未来は作れない、未来は右脳にあります。

 

左脳で制御するロジックは現代の常識でしかない、

未来では通用しなくなる気がします。

 

頭で納得しても感情が動かなければ人は動かない。

 

例えば「ダイオウイカ食べましょう」ってイベントだったら、

そこに何のロジックもないけど、なんか気になって行きたくなる。

 

今やろうとしているneco(new communication)は

まさにそんな右脳に訴えかける試みです。

 

また、新潟のこれからについても。

 

necoのおかげで新潟が楽しくなりそうです。

 

新潟には可能性があると思うんですよ。

誰もやってないことがいっぱいあるから。

 

東京から帰ってくると、

まるでタイムマシンに乗ってきたように、

東京にあるものがない。

 

自分は今東京でインプットしたものを

新潟でアウトプットしているから、

そうやっていけばきっと楽しくなるはず。

 

「未来は右脳にある」という言葉に強いインパクトがありました。

 

坂爪さんの企画はどれも感性を刺激するもので、

右脳に話しかけるものだと改めて感じました。

 

そして、未来の話しから自分と仲間の話しへと移ります。

進撃の魚人

この格好で横浜中華街を闊歩

東京えちごまつりの様子

心がきれいでぶっとんでる人がいい

まず、坂爪さん自身の自己分析。

大きく2つの特徴がありました。

 

自分は発想する人、だから作業はできなんです。

わかりきったことをしても楽しくないから。

 

それから、自分は時代にフィットしたセンスを持ってる気がします。

だから自分がこれから感じることは未来のヒントになる。

 

今はオンラインショップは簡単に作れるし、

クラウドファンディングでお金を集められる、といった
やりたいことが実現できる環境が整っています。

 

坂爪さんのような「発想する人」にとっては、

アイデアを実現しやすい素敵な時代になっています。

 

その時代の追い風を受けて、

思いついたことを次々と実行しています。

 

ただ、自分1人でやることの限界も感じているそう。

 

そこで、一緒に仕事をするなら、

どんな人がいいのか聞いてみました。

 

一緒に仕事したい人は、やっぱり面白いかどうか。
仕事できるかどうかじゃない。


その人といる自分が好きだと感じたら、一緒に仕事します。


ただ、正直1人でやることが多いのでよくわからないのですが・・・


でも、今「いばや」で一緒のMAYUはその1人。

人間的に好きでぶっとんでます。


心がきれいでぶっとんでる人がいいですね。

 

「仕事ができるかより、一緒にいて面白いかどうか」

先ほどの右脳の話しにもつながりますが、

まさに感性を重視していることが伝わってきました。

odu(one day university)の様子

もっとすごくなれる もっと楽しくなれる

インタビューの最後には、

メッセージ性の強い2つの言葉を聞くことができました。

 

まず1つ目。

 

全ての人に言えることは、

もっとすごくなれる。もっと楽しくなれる。

 

そしてもう1つ。

 

多くの人が出会う環境ができて、楽しさが増えてきたけど、

楽しいだけではダメで、時代は次のステップを求めています。

 

でも、時代の先に行きたがる人がまだまだ少ない。

そういう人がいないと時代が止まってしまう。

 

この2つの言葉は、今より良い未来を作るために、

坂爪さんが発したメッセージのように受け取れました。

 

 

坂爪さんと話していると、

自分が想像していた未来の外側を感じることができ、

インタビュー中ずっとワクワクしていました。

 

それは坂爪さんの言葉を借りるならば、

「右脳を刺激された」ということなんだと思います。

 

時代の先に行く人は少ないとのことでしたが、

きっと坂爪さんは時代の先に連れて行ってくれる、

そう期待させてくれるインタビューでした。

おまけ

インタビュー後の活躍

インタビューから1週間後、坂爪さんのブログ記事がSNS上で拡散され、

一気に話題となりました。

 

 家入さんの選挙ボランティアに参加して感じた3つの違和感。

 

その後も家がなくなったり

ねこバッジを配って新しいコミュニケーションを生み出したり

佐賀県に来ないかという誘いを受けたり

その活動はさらに勢いを増しているようです。

 

坂爪さんの周りが落ち着いてからアップしようと思っていたのですが、

たぶんこの勢いはまだまだ続きそうな感じがしたので、

インタビュー記事をアップすることに決めました。

(坂爪さん、ごめんなさい!)

 

これからも間違いなく予測不可能な動きをしてくれるはず。

 

「未来」という言葉を多用していた坂爪さんが、

どんな未来を作っていくのか、

その証人として引き続き活動を追っていきたいと思います。

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